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年明け恒例、家電のトレンド・ショーCES(The International Consumer Electronics Show)が1月6~9日にラスベガスで開催された。わずか数日の会期に150カ国以上から15万人を超える参加者を集める国際展示会だ。(医療ジャーナリスト 西村由美子) ヘルスケアのセクションは、初めてウエアラブルが登場した数年前の興奮は去ったとの印象が拭いがたいが、しかし、パーソナル・モニタリング機器を中心に年々拡大してきたヘルスケア商品は、今年もそれぞれにデザイン、性能とも一段と進化。モバイル対応が 常識となっている。 デザインの進化は、例えばボディ・アナライザーQardioBaseだ。「医療機器には見えない医療機器」が売りのQARDIO社の製品。伝統的な体重計+体組成計だが、デザインは圧倒的に未来形。当然ワイヤレスでモバイル対応だ。 https://www.getqardio.com 血液検査のTheranos社が昨年のスキャンダルで失速したとはいえ、生化学検査系のB2C型コンシューマー・デバイスも続々と登場している。今年のCESでデビューし、話題を呼んでいるのはLEVL社。呼気の成分を測定し分析し、どれだけ体脂肪が燃焼したかをリアルタイムで表示するデバイスを開発した。運動の減量効果を個別に測定できるという。 http://www.levlnow.com ハッカー世代が子育て年代に成長し、赤ちゃん用のデバイスを開発し始めた。たとえばOwletのSmart Sockは赤ちゃんの心拍と血中酸素濃度をモニター。若い両親を赤ちゃんの突然死への不安や恐怖から解放してくれるという。 http://www.owletcare.com ペットも大事な家族とあって、ペット用の健康モニター機器もトレンドである。多種多様な製品が展示されたが、話題は今年デビューした Canhe-Fit。犬や猫の首輪にデバイスをつけ、飼い主はモバイルでモニター。フランス Canhegat社の製品だ。http://www.canhegat.com/en/
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