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がん全部位5年生存率 男性59.1%、女性66.0% 膵臓がんは7%台と最も低く 国がんまとめ

公開日時 2016/07/22 03:51

国立がん研究センターは7月22日、最新のがん5年相対生存率(以下、5年生存率)を公表し、全部位の5年生存率は男性59.1%、女性66.0%、男女計62.1%だった。がんの部位や進行度で5年生存率は大きく異なり、5年生存率が高い上位3部位は、男性が前立腺がん(5年生存率:97.5%)、皮膚がん(92.2%)、甲状腺がん(89.5%)――、女性が甲状腺がん(94.9%)、皮膚がん(92.5%)、乳がん(91.1%)――だった。一方で、男女とも5年生存率が最も低いのはすい臓がんで、男性が7.9%、女性が7.5%。ワースト2位は男女とも胆のう・胆管がんだが、それでも5年生存率は男女とも20%強であり、すい臓がんの予後の悪さが際立っている。

以下の関連ファイルに、がんの部位別、男女別、進行度別の5年生存率の資料を掲載しました(7月22日のみ無料、その後はプレミア会員のみダウンロードできます)。

今回の最新データは、2006年~08年の地域がん登録データから、精度基準を満たした21府県の64万4407症例(男性37万1469例、女性27万2938例)を集計・分析したもの。前回13年3月公表(03年~05年登録データ)の全部位の5年生存率に比べ、今回の5年生存率は男性3.7ポイント増、女性3.1ポイント増、男女計3.5ポイント増となる。

同センターは5年生存率が今回、向上していることについて、「06~08年の罹患状況を踏まえると、前立腺がんや乳がんなど予後の良いがんが増えたことなどの影響も考えられる」と分析しているが、「部位別、進行度別の詳細な分析なしに治療法の改善などが影響しているとは言えない」とも指摘している。

部位別の結果を見てみると、5年生存率が70~100%と「比較的高い群」のがんは、男性が高い方から前立腺、皮膚、甲状腺、膀胱、喉頭、結腸、腎・尿路(膀胱除く)――、女性が甲状腺、皮膚、乳房、子宮体部、喉頭、子宮頸部、直腸――だった。一方で、5年生存率が0~39%と「低い群」のがんは、男性が最も低い方からすい臓、胆のう・胆管、肺、脳・中枢神経系、肝および肝内胆管、食道、多発性骨髄腫、白血病――、女性がすい臓、胆のう・胆管、肝および肝内胆管、多発性骨髄腫、脳・中枢神経系――だった。

がんの進行度別の生存率は、「どの部位も一様に臨床進行度が高くなるにつれ生存率が低下している」とし、「多くの部位で早期に診断された場合には生存率が良好であることがわかった」と分析している。年齢階級別の生存率は、「概ね加齢とともに生存率が低くなる傾向がみられたが、若年者より高齢者が高い部位や、年齢と生存率の相関がはっきりとみられない部位もあった」としている。

5年相対生存率は、あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救えるかを示す指標。あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかを表す。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救い難いがんであることを意味する。今回の最新データは、がん情報サービスのウェブサイト(http://ganjoho.jp)に、22日に掲載する予定。

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