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24年市場予測 認知症薬2000億円突破へ、21年以降は成長鈍化 富士経済

公開日時 2016/11/28 03:50

富士経済はこのほど、認知症治療薬の市場規模が2024年に2045億円となり、15年実績(1442億円)に比べて市場が40%以上拡大するとの調査結果をまとめた。同市場は22年には2000億円を突破する。ただ、20年までは毎年、市場が前年比で100億円前後拡大するものの、21年は前年比約40億円増、22年以降は毎年、前年比30億円未満の増にとどまり、21年以降は成長が鈍化するとしている。

文末の「関連ファイル」に、中枢神経系領域および疼痛領域のほか、個別市場として認知症治療薬、統合失調症治療薬、慢性疼痛治療薬、多発性硬化症治療薬――の24年市場予測をまとめた資料を掲載しました。(11月28日のみ無料公開、その後はプレミア会員限定コンテンツになります)。

調査方法は同社専門調査員による参入企業や関連企業などへのヒアリングや文献調査などをもとにまとめたもの。調査期間は16年7月~9月。

認知症治療薬は大きくコリンエステラーゼ阻害薬とNMDA受容体拮抗薬に分かれる。調査では、唯一のNMDA受容体拮抗薬であるメマリーが「他剤と併用できることから市場成長に貢献している」と分析した。さらに厚労省が15年1月に策定した認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)に基づく早期診断・早期治療が進むことなども、「市場拡大に拍車がかかる」としている。

ただ、「21年以降は現在処方の中心となっている薬剤が相次ぎ特許切れとなることから、減速が予想される」とも指摘。特許切れする製品名は明かしていないが、メマリーを中心にレミニール、イクセロン・リバスタッチの特許切れが市場成長に影響するという指摘と思われる。

■慢性疼痛治療薬市場 高成長続く見通し

統合失調症治療薬、慢性疼痛治療薬とも23年には市場規模が1800億円を超えると予想し、慢性疼痛治療薬市場の方が成長率は高いようだ。

統合失調症治療薬の市場規模は、15年1456億円が23年1816億円、24年1805億円になると予測した。このうち24年予測は15年比で24%増となる。▽多剤処方抑制▽リスパダールなどのジェネリックの拡大▽17年~18年にエビリファイの特許切れ――といった市場縮小要因があるものの、開発品のレキサルティ(大塚製薬)、ラツーダ(大日本住友製薬)の発売が見込まれるとして、17年以降はプラス成長すると分析した。

慢性疼痛治療薬の市場規模は15年1161億円が23年1814億円、24年1877億円になると予測した。この24年予測は15年比で60%以上の拡大となる。処方が増加しているリリカ、トラムセット、サインバルタといった新薬群が市場拡大のけん引役だが、「今後はサインバルタの適応拡大による処方増加に加え、新製品が増えるとみられ、市場は活性化」するとしている。

このほか、多発性硬化症治療薬の市場規模は15年129億円が24年に174億円(15年比34.9%増)と予測した。

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