日米欧製薬団体が中医協で意見陳述
公開日時 2017/09/30 00:00
革新的新薬に新たな算定方式求める原価計算方式に限界日本製薬団体連合会(日薬連)など日米欧製薬団体は9月13日、中医協薬価専門部会で意見陳述を行い、世界に先駆けて日本で最初に承認される革新的な新薬について、薬物以外の治療法など医療コストを踏まえた新たな薬価算定方式の検討を求めた。革新的新薬には類似薬がなく、製造経費などを積み上げて算出する“原価計算方式”で算定されるケースが多い。この日の業界陳述では、原価計算方式による評価に限界があるとして、革新性に応じた新たな新薬の評価を訴えた。政府が6月に閣議決定した骨太方針では、「エビデンスに基づく費用対効果評価を反映した薬価体系を構築する」ことが盛り込まれており、薬物以外の治療法や類似疾患に対する治療薬・治療法などの医療コストを踏まえ、イノベーションへ...