東邦ホールディングス（HD）は３月19日、がんや自己免疫性疾患領域の新薬を海外から導入・開発するバイオベンチャーのヘカバイオ（東京都港区）と資本提携し、開発の支援や、マーケティング、流通で協力していくことになったと発表した。まだ具体的に承認申請に至るものはないが、東邦HDは、医療機関ネットワークを活かした開発の支援や、新薬上市後のMSによる販促、流通を担うことを想定している。

東邦HDは20日に、ヘカバイオの新株発行第三者割当増資の一部を引き受け、6.0％分を取得する。取得価額は非開示。ヘカバイオは、治療法が確立されていないがんや自己免疫性疾患領域で疾患の治療薬を手掛け、事業展開する方針で、その理念に東邦HDは賛同し、出資したとしている。