東邦HD 次世代AI創薬プラットフォームを有する米Metaphore社に出資 CVCファンドを通じて
公開日時 2026/04/07 04:50
東邦ホールディングスは4月6日、CVCファンド「TOHO Ventures」を通じて、次世代抗体創薬企業の米Metaphore Biotechnologies社への出資を行ったと発表した。Metaphore社が開発する「MIMIC」は、生体内の「機能」を起点に抗体を設計する独自のAI創薬プラットフォームで、立体構造情報のみでは設計が困難だったアゴニスト抗体や多機能抗体などの創出を可能にしたという。特に分子最適化のスピードと高いポテンシーを引き出す設計力に強みがあり、アンメットメディカルニーズの高い複数の疾患領域を対象にパイプラインを推進中だとしている。
TOHO Venturesは、創薬・バイオテクノロジー領域および医療DXを中心に、主に海外の先進的スタートアップへの投資を行う。AIやデータ科学、細胞・遺伝子工学などの技術革新を通じて、創薬の生産性を飛躍的に高める次世代プラットフォームや、疾患の根本治療を可能にする新モダリティを重点的に支援する。さらに東邦グループの医薬品流通ネットワーク、調剤薬局チャネル、製造・データ基盤などのアセットを活用し、投資先企業の事業化と社会実装を実現する「共創型CVC」としての活動を展開している。
東邦HDは、今回投資したMetaphoreについて、「まさに当ファンドの投資方針に合致する企業」だとコメント。MetaphoreのAI創薬プラットフォームを挙げて、「東邦HDはMetaphoreの『機能起点』の創薬アプローチという新たな設計思想と、高度なAI技術を融合させた点を高く評価し、今回の出資に至った」としている。