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日本リリー 非専門医・看護師向けに糖尿病診療教育プログラム プライマリの診療水準向上狙い

公開日時 2018/07/13 03:50

日本イーライリリーと米ジョスリン糖尿病センターは7月12日、日本の非専門医と看護師向けの糖尿病診療教育プログラムを開発し、15日から提供を開始すると発表した。糖尿病患者は増加傾向にあり、予備群を含めると約2000万人と推計され、その中では糖尿病の非専門医が地域での基本的な診療の役割が重要になると見て、最新の治療プロトコルや薬剤の知識など病状のコントロールの改善方法を学ぶ機会をつくることで、プライマリケアの診療水準の向上を図る。既に北海道旭川市、愛知県名古屋地区、奈良県奈良市での開催が決定しており、同社は全国展開を進めるとしている。

ジョスリン糖尿病センターは、米国のハーバード大学医学部付属で、糖尿病研究・診療で有名な施設。発表によると、このプログラムは2回のワークショップとオンラインラーニングからなる。同社によると、料金はかからない。

ワークショップでは、プログラムの参加者がそれぞれの患者について匿名化されたデータを持ち寄り、全参加者の患者データの平均や分布と各自の患者データを比較することによって、それぞれの診療において改善の余地があるかどうかを探る。糖尿病専門医によるファシリテーションのもと、具体的な改善方法を参加者同士でディスカッションする。それを各自実践し、結果を検討してさらなる改善に役立てる。オンラインでは、診断・治療に役立つコンテンツの動画講義や、糖尿病専門医へのインタビュー動画、ビデオクリップなどを用意し、自己学習する。

このプログラムのアドバイザーでパイロット・ワークショップの講師を務めた永寿総合病院糖尿病臨床研究センター長の渥美義仁氏は、発表にあたり「かかりつけ医による糖尿病診療が今後ますます不可欠になってくる中、医療従事者向けの生涯教育プログラムが提供されることは、糖尿病患者の健康向上に貢献する、期待できる取組み」とのコメントを寄せた。

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