ICTが拓く糖尿病診療の未来
公開日時 2018/07/31 00:00
徳島大学先端酵素学研究所糖尿病臨床研究開発センターセンター長・教授松久宗英InformationandCommunicationTechnology(ICT)技術の進歩とともに、ElectronicHealthRecord(EHR)として医療情報とその連携基盤の標準化が進められ、徳島全県単位の「阿波あいネット」をはじめとするICT地域医療連携基盤が各地で整備されつつある。一方、InternetofThings(IoT)技術の進歩は、糖尿病をはじめとする生活習慣病に対する自己管理のための機器PersonalHealthRecord(PHR)の開発を促してきた。血圧、体重、歩数、血糖値など様々なPHR情報も、徐々に規格の標準化が進められている。そして、EHRとPHRの両者による医療者と患者の間で...