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明治HD・第2四半期決算 医薬品セグメントは増収増益 KMバイオの連結子会社化、インフルワクチン好調で

公開日時 2019/11/11 03:50
明治ホールディングス(HD)は11月8日、2020年3月期(19年度)第2四半期(4~9月)の決算を発表した。医薬品セグメントの売上高は、前年同期比8.9%増の953億円となった。18年7月に連結子会社化したKMバイオロジクスの売上が医薬品セグメントの19年度上期にフルで計上されたことが大きく寄与。さらに、19年度はKMの季節性インフルエンザワクチンの立ち上がりが早く、上期に70億円を売り上げたことも医薬品セグメントの好業績につながった。

同セグメントの上期の営業利益は60.8%増の82億円。インドの生産子会社メドライクの増収に加え、経費の減少、原価低減の取り組みなどにより前年同期を大きく上回った。

KMバイオの19年度上期売上は69.2%増の168億円だった。インフルエンザワクチンや血漿分画製剤が好調だった。

なお、年間160億円を売り上げた最主力品の抗うつ薬リフレックスは18年12月に後発品が参入した影響で、19年度上期の売上は55.8%減の43億円と、半減した。43億円には後発品の売上も含む。通期では123億円を目指す。このほか、β-ラクタマーゼ阻害剤配合抗生物質製剤・タゾピぺの上期売上は52.7%増の40億円だった。


【19年度上期の医薬品セグメントの業績(前年同期比)19年度予想(前年同期比)】
売上高 953億円(8.9%増)2205億円(11%増)
営業利益 82億円(60.8%増)185億円(29.9%増)

【主要製品国内売上高(前年同期実績) 19年度通期予想、億円】
シクレスト 20(18)77
ビラノア 21(17) 90
リフレックス 43(99) 123
メイアクト 25(21) 57
タゾピペ 40(26)58
インフルエンザHAワクチン 70(-) 143
ジェネリック計 246(228) 502

KMバイオロジクス
ヒト用ワクチン計 102(71)282
血漿分画製剤計 35(17)68


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