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厚労省・基本方針部会 ロタウイルスワクチン接種後に吐き出しても再投与は行わず 

公開日時 2019/12/24 04:50
厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会は12月23日、2020年10月から新たに定期接種の対象に加わるロタウイルスワクチンについて、接種後に吐き出した場合でも再投与は行わないとする方針を決めた。接種には2種類の製剤が用いられるが、同一の製剤で接種を完了することを原則とすることも明確化する。一方、転居などのやむおえない事情があり同一製剤で接種が完了できない場合には、異なる製剤を組み合わせた接種も認めることとした。

ロタウイルスワクチンの定期接種は、20年8月生まれ以降の乳児が対象。初回接種の標準的な接種期間は生後2か月から生後14週6日までで、グラクソ・スミスクライン(GSK)のロタリックス(一般名:経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)とMSDのロタテック(5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン)を用いられることになっている。

接種後に吐き出した場合の対応については、臨床試験の結果、両製剤ともに用量に満たない量を投与した場合でも有効性が認められたことや、米国など海外で、「吐き出し時にワクチンの再投与を行う必要はないとされていること」などを受けて決めた。今後は、厚労省が作成するQ&Aなどを通じ、現場に周知をはかる。

このほか同日の議論では、予防接種の接種間隔についても検討した。定期接種実施要領では、定期接種化されている生ワクチンについては接種後27日以上、不活化ワクチンについては接種後6日以上の間隔を置くこととされているが、厚労省は、「ロタウイルスワクチンは他のワクチンに干渉するというエビデンスはない」などとして、諸外国と同様に「他のワクチンとの接種間隔に対する制限は設けないこととしてはどうか」と提案した。

これに対し委員からは賛成の意見が相次いだ一方で、定着したルールを突然変更することを懸念する声もあった。釜萢敏委員(日本医師会常任理事)は、「議論をしっかり伝え、国民に十分に情報が伝わるようにすべき」と述べた。

このため厚労省は24日から2週間程度、パブリックコメントを実施したうえで、同部会で再度検討を行い、結論を出すこととしている。パブリックコメントではこのほか、▽他のワクチンと干渉する可能性が低い不活化ワクチンの接種間隔に対する制限を見直してはどうかといった改定や、▽ワクチン間の干渉が報告されている注射生ワクチンでは、引き続き接種期間を27日以上あけることとしてはどうかという提案―に対する意見もあわせて募集していく。
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