アルフレッサ 社長直轄の「コンプライアンス統括部」新設 ジェイコーめぐる強制調査受け
公開日時 2020/01/17 04:50
アルフレッサホールディングス(HD)は1月16日、子会社アルフレッサの社長直轄下に「コンプライアンス統括部」を新設し、同統括部直下に「営業コンプライアンスグループ」を設けると発表した。この機構改革は2月1日付で行う。地域医療機能推進機構(通称:JCHO、ジェイコー)をめぐる医薬品納入で独禁法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会が19年11月、アルフレッサを含む大手卸4社を強制調査したことを受けた措置となる。
アルフレッサHDは本誌取材に、同統括部を社長直轄で新設した理由について、「(社内でも)独禁法違反疑いの実態調査を進めるとともに、コンプライアンス体制の更なる強化を図るため」と説明した。
経営企画本部の中の「リスクマネジメント部」が現在、コンプライアンス関係業務を担っているが、今回の機構改革でリスクマネジメント部は廃止する。リスクマネジメント部の管轄下にある「薬事グループ」と「法務コンプライアンスグループ」は、新設するコンプライアンス統括部に移管する。