アルフレッサ ケイファーマと業務提携 iPS細胞由来の再生医療等製品で 社債15億円引き受け
公開日時 2025/11/07 04:50
アルフレッサホールディングスは11月6日、子会社のアルフレッサが慶応義塾大発バイオベンチャーのケイファーマとの間で、iPS細胞由来の再生医療等製品のサプライチェーンに関する業務提携基本契約を締結したと発表した。ケイファーマ発行の新株予約権付社債の引き受けに関する投資契約も締結し、アルフレッサはケイファーマの社債15億円を引き受ける。
今回の契約締結により、ケイファーマのパイプラインのひとつであるiPS細胞由来神経前駆細胞を用いた亜急性期脊髄損傷を対象疾患とするKP8011について、その治験製品及び市販品の供給体制の構築に関する共同研究開発を行う。
また、アルフレッサグループは、▽亜急性期脊髄損傷治療薬(KP8011)の市販品の国内における独占的卸売販売権、▽治験製品の国内における独占的な輸送・配送に係る権利――を取得。両社はサプライチェーンに関連する事項に関する協働についても協議していく。
アルフレッサグループは、再生医療等製品の原料提供から医療機関への配送までの一貫した供給体制を確立し、「再生医療トータルサプライチェーンサービス(TSCS)」の構築を推進している。