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アステラス 経口腎性貧血薬エベレンゾ 保存期の適応追加を申請

公開日時 2020/01/31 04:50
アステラス製薬は1月30日、経口投与の腎性貧血治療薬エベレンゾ錠(一般名:ロキサデュスタット)について、透析導入前の保存期の慢性腎臓病に伴う貧血の適応追加を国内で承認申請したと発表した。申請は同日付け。同剤は、低酸素誘導因子プロリン水酸化酵素(HIF-PH)阻害薬で、米フィブロジェン社と共同開発を進める。エベレンゾは透析施行中の腎性貧血の適応で19年9月に承認され、同年11月にファーストインクラスの薬剤として上市された。

腎性貧血の治療薬には、注射製剤であるESA製剤などがある。ただ、経口投与できるHIF-PH阻害薬は投与が簡便で、保存期でのメリットに医療現場から期待が寄せられている。現在は保存期適応を有する薬剤は国内では上市されていないが、田辺三菱製薬のバダデュスタット、グラクソ・スミスクライン(GSK)のダプロデュスタット、日本たばこ産業(JT)と鳥居薬品が共同開発したエナロデュスタットが、透析期及び保存期の適応で申請中。ダプロデュスタットはESA製剤ネスプを手掛ける協和キリンが販売し、GSKと協和キリンがコ・プロモーションする。

HIF-PH阻害薬は、HIF-PHを阻害することにより低酸素誘導因子(HIF)を安定化し、内因性のEPO産生の亢進に加えて鉄代謝分子の発現を制御することで、赤血球の産生を高め、貧血状態を改善する。
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