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【World Topics COVID-19カリフォルニア州の感染現況】

公開日時 2020/04/13 04:50
◎確定感染者16,957人、死者442人

米・カリフォルニア州知事から全州民に対しShelter@Homeの行政命令が出て3週間が経過した。4月8日州政府が公表したCOVID-19の概況によれば、8日現在の確定感染者は16,957人、死者は442人であった。

4月7日までに約168,800件の感染テストが実施され、そのうち154,733件はすでに判定結果が明らかになっており、14,100件が判定待ちとなっている。テストはスタンフォード大学、UCSF、カイザー、Quest、LabCorpほか州内の22の官民ラボで実施されている。

ニューヨークタイムズ紙がリアルタイムに更新しているデータベースによれば、4月9日現在のカリフォルニア州の感染者数は20,088人、死者544人で、カリフォルニアは、ニューヨーク、ニュージャージー、ミシガンの各州に次いで全米で4番目に感染者数が多い。なお全米合計では感染者数463,508人、死者16,687人である。

なお、カリフォルニア州内ではロサンジェルス・カウンティ次いでサンディエゴ・カウンティで感染者が多く、Shelter@Homeスタート当初州内でもっとも感染者の多かったサンタクララ・カウンティ(シリコンバレーの中心部)は第4位となっている。

◎人種別統計

今回から新たに公表されることになったが、ヘイトクライムへの危惧などから公表することに対する賛否が分かれ、各方面から注目を集めていたのが人種別の感染者数比率と死亡者数比率である。

公表されたのは全確定感染者の37%、全死亡者の39%にあたるデータの解析結果で、感染者及び死亡者中にそれぞれの人種が閉める割合をあきらかにしている。結果は下記の通り(カッコ内はその人種が州民人口に占める割合)だが、いずれの人種についても、感染者・死亡者とも、それぞれの人種が州民人口に占める割合とほぼ等しくなっており、感染率・死亡率には人種間での差はみられなかった。

・ラテン系 感染者の30%・死者の29%(州民人口の39%)
・ホワイト 感染者の37%・死者の43%(37%)
・アフリカンアメリカン 感染者の6%・者者の3%(6%)
・アジア系 感染者の14%・死者の16%(15%)
・複数人種混血 感染者の2.5%・死者の2%
・アメリカンインディアン・ネイティブアラスカン 感染者の0.2%・死者の0.6%( 0.5%)
・ネイティブハワイアン・太平洋諸島ネイティブ 感染者の1.6%・死者の1%(0.3%)
・その他  感染者の9%・死者の5%(不明)

◎医療職者の感染状況


今回から医療従事者の感染状況も公表されることとなった。

予想されたことではあるが、感染の拡大にともない、医療従事者にも感染が広がっている。4月8日現在、カリフォルニア州全体で1,651人の医療職者の感染が確認されている。299人は職場での職務を通じて感染しており、462人は職場以外(居住地域や旅行先など)で感染していることがわかっているが、しかし、残りの890人については感染経路が特定できていない。

感染経路の調査分析は行政の公衆衛生担当部局の仕事だが、医療従事者で感染経路が特定できていないケースが多いのは、感染テストが公的機関を経ずとも実施できるようになり、特に医療従事者のテストが、勤務先の病院などの医療機関や民間の検査ラボなどで実施されるようになったため、逆に、これらの対象者について自治体の担当部局が把握・感染源の特定を行う機会が得にくくなったためと考えられている。(医療ジャーナリスト 西村由美子)
 
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