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国がん がん患者の5年生存率は全体で64.1% 診断・治療技術の進歩で上昇

公開日時 2020/04/15 04:50
国立がん研究センターなどで構成する研究班は4月15日、2009年から11年にがんと診断された患者の5年後の生存率が、64.1%だったと発表した。2006年から08年に診断された症例を対象とした前回調査と比較し、2ポイント向上した。同センターは、「多くの部位で、早期診断症例である限局の生存率が高いことや、全体的に生存率が改善傾向であることが示された」として、「早期発見の重要性が確認できるとともに、標準治療の普及や診断・治療技術の進歩が影響している」と分析している。

調査は、22府県の地域がん登録からデータを収集した約59万症例について、がん以外で亡くなる影響を除いて生存率を算出した。

◎皮膚、甲状腺がんの5生率は90%超に


部位別に5年生存率をみると、男性の罹患数が最多の胃は67.5%だった。前立腺は 99.1%、肺は 29.5%—だった。女性では、乳房が92.3%。胃が64.6%、結腸が69.4%—だった。皮膚、甲状腺では男女ともに90%を超えた一方、膵臓はいずれも10%を下回る結果となり、診断や治療面での課題が浮き彫りになった。

進行度別分布割合では、全部位の限局症例は44.1%で、前回調査の40.0%から4.1ポイント上昇した。がんと診断された時点における病巣の広がりを示す臨床進行度別生存率は、限局 92.4%(前回調査:90.4%)、領域(所属リンパ節転移・隣接 臓器浸潤)58.1%(55.1%)、遠隔(遠隔転移)15.7%(13.6%)—だった。

今回の集計は、日本のがん患者生存率を住民ベースで計測した地域がん登録データを用いた統計で、国や各都道府県のがん対策の立案・評価に有用な指標とされる。国がんによると、地域がん登録データを用いた集計は4回目。従来調査よりも、集計対象地域が拡大し、精度が向上したことによって、偏りなどが少ない生存率の算出ができたという。

なお、詳細はhttps://ganjoho.jpで公開されている。



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