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東京都医師会・尾﨑会長 愚直なまでの“ステイホーム”を都民に呼びかけ

公開日時 2020/05/14 04:50
東京都医師会の尾﨑治夫会長は5月13日、緊急会見に臨み、「折角見えてきた出口を閉ざさないために愚直なまでの“ステイホーム”をお願いしたい」と訴えた。39県を対象とした緊急事態宣言の解除が検討されるなかで、改めて都民に注意を呼びかけた。

政府は4月7日、東京都を含む7都府県に緊急事態宣言を発出した。1か月余りが経過し、都内の新規感染者数も、ここ1週間は40人以下が続いている。尾﨑会長は、「都民の方の協力で自粛していただいた効果が出たと考えている。ようやく暗闇から出口が見えてきた」と評価した。経済面から、「5月いっぱいが限度ではないか」と強調。ただ、緊急事態宣言の解除の方向性が見えたことで、都民の間に“気の緩み”が見えることに危機感を示し、「出口が見えてきたなかで、申し訳ないが5月いっぱいしっかりした自粛をしていただきたい」と改めて呼びかけた。一方で、5月中の自粛が実現できれば、「1日の感染確認者数が10人、20人くらいには落ちてくるだろうという予測をしている」と述べた。

◎新たなライフスタイルの確立を呼びかけ

ただ、第2波の到来も予測されるなかで、「5月いっぱい自粛すれば終わりで元の生活ということは、基本的にはしばらくはあり得ない」として、新たなライフスタイルの確立を呼びかけた。この日、東京都医師会は、三密を避けることや、感染爆発を起こさないためのライフスタイルなど、新たなライフスタイルを提案した。具体的には、「発熱、倦怠感、無味無臭、咳、息苦しさがあったら、とにかく“かかりつけ医”に電話等で相談」など医療面に加え、食事会で大皿料理を早めに取り分けるなど生活面にも及ぶ。クラスターの発生が報告された、いわゆる夜の街やライブハウス、パチンコ店、ジムなどにも、新たなスタイルを求めた。尾﨑会長は、「学校でも職場でも営業再開にもこれまでとは違うスタイルが必要だ」と強調した。

◎抗原検査が保険適用 PCRとの併用に期待

新規感染者数が減少するなかで、尾﨑会長は第2波に備えた診断・治療の在り方についても言及した。同日は、新型コロナウイルスに対する抗原検査が保険適用された。尾﨑会長は、「PCRと比べると感度は鈍るが、PCRと併用すれば使い勝手が良い可能性がある」として、期待感を示した。ただ、鼻咽頭ぬぐい液の採取が必要になることから、感染防止の必要があることも指摘し、唾液を検体として用いるPCR検査の活用にも期待をみせた。そのうえで、「抗原検査、抗体検査を比較研究しながら進めていきたい」と述べた。

また、重症化を食い止める重要性が高まるなかで、診断・治療を確立することの重要性を強調。重症例にはレムデシビル(製品名:ベクルリー)、中等症の重症化予防にファビピラビル(アビガン)という流れもでき始めている。尾﨑会長は、軽症例の重症化を抑制することの重要性を強調。国立国際医療研究センターと相談し、シクレソニド(オルベスコ)やカモスタット(フオイパン)の投与により、重症化を防ぐ臨床研究などを検討することが決まったことも説明。「診断、治療も新たな段階に入っていく」と強調した。

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