EPフォース・メドピア 次世代型リモートディテーリングサービスの共同開発で合意
公開日時 2020/05/22 04:50
EP フォース(EPSグループ)とメドピアは5月21日、次世代型リモートディテーリングサービスの共同開発で合意したと発表した。メドピアが提供するチャット型リモートコミュニケーションツール「MedPeer Talk β版」を活用し、EPフォースのコントラクトMRやコントラクトMSLが医師に対し直接情報提供・収集を行うことができる。早ければ6月にもサービス提供を開始する。
両社が共同開発するサービスは、直接リモートで医師に必要な情報をタイムリーに提供できる。医薬品の認知度向上から薬剤処方後のアフターフォローまでを対面ではなく、リモートで行うものだ。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、製薬企業各社のMRが在宅勤務を余儀なくされ、Face to FaceによるMRと医師との面談が出来ない状況が続いている。これに伴いWeb会議システムを用いたリモートアクセスでの情報提供に俄然注目が集まってきた。
メドピアの提供する「MedPeer Talk β版」は、同社の医師会員(12万人以上)とMRの双方向型リモートコミュニケーションツール。メドピアが開催する「Web講演会」上にチャットスペースを設け、視聴中の医師から寄せられた質問にMRがリアルタイムで返答することができるほか、補足情報を提供するなど、MRが対面で行っていた情報提供をオンラインで完結できる。
共同開発する次世代型リモートディテーリングサービスは「MedPeer Talk β版」が中核となっており、オウンドサイトやリモートディテーリング機能を持たない製薬企業であっても、このサービスを利活用することでタイムリーに医薬品情報を医師に届けることができる。また、必要に応じてインターネットをベースにした柔軟な医薬情報提供体制を構築することが可能となる。
両社は、引き続き希少疾患やがん領域などにおいて、疾患啓発から未認識の患者発掘までをオンラインで実現するデジタルマーケティングサービスとコントラクトMRサービスを統合した次世代ディテールサービスの共同開発にも取り組む方針だ。