「情報提供の範囲が狭くなった」と回答した病院が4割
不適切な情報提供は「減少」が「変わらない」「増加」上回る
公開日時 2020/09/30 00:00
厚生労働省の「販売情報提供活動ガイドライン」の運用が2019年4月から始まり、今年3月には2019年度「販売情報提供活動監視事業」の報告書が公表された。それによると違反が疑われた項目数は前年度より若干減少しているものの、「エビデンスのない説明」などの不適切事例が報告されている。ガイドライン施行後、実際にMR活動等はどのように変化しているのか。病院薬剤部アンケートから読み解く。(富井和司)新型コロナの影響もありMRとの面会減少が顕著まずガイドライン施行後の企業活動およびMR活動の変化について尋ねたところ、75病院が「あまり変わらない」と回答したのに対し、「変化がある」は64病院。さらに「以前より悪くなった」との回答は38病院あった。これはこの調査項目に回答した204病院の2割弱にあたる。ではど...