ノバルティスファーマは10月30日、次期代表取締役社長にLeo Lee（レオ・リー）氏が就任すると発表した。11月１日付。現代表取締役社長の綱場一成氏は同日付で顧問に就任する。「契約期間の満了に伴うもの」としている。

◎台湾出身　MSD、メルクセローノ、アラガンでの在籍経験　日本法人で社長歴任

レオ・リー氏は台湾出身の51歳。複数のグローバル企業での職務を経験し、日本ではMSDで副社長執行役員営業本部長、 メルクセローノ（現・メルクバイオファーマ）やアラガン（現・アッヴィ）の日本法人で社長を歴任するなど、日本の製薬業界で豊富な経験と実績を有している。 2019年からはオーストラリアを拠点とする再生医療開発企業Regeneus Ltdの最高経営責任者（CEO）を務めていた。

綱場氏は2017年4月に、ノバルティス ファーマ代表取締役社長に就任した。ノバルティスファーマは今回のトップ交代について、「今後もいっそう企業文化の改革やイノベーションに焦点を充てた取り組みを推し進め、 日本の医療に貢献する」としている。