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日本新薬 20年度上期は増収・営業増益 DMD治療薬ビルテプソ「順調に立ち上がった」

公開日時 2020/11/06 04:50
日本新薬は11月5日、2021年3月期(20年度)第2四半期決算を発表し、売上は578億1700万円(前年同期比0.8%増)、営業利益は111億4000万円(同1.0%増)の増収・営業増益だった。自社創製の肺動脈性肺高血圧症治療薬ウプトラビの海外売上に伴うロイヤリティ収入の伸長や、新型コロナによる活動自粛に伴う販管費の減少が主な理由となる。

ウプトラビがほとんどを占める同社のロイヤルティ収入は97億6900万円で、前年同期比31.6%増となった。同剤の国内売上は34億800万円(6.3%増)。

通期計画は今回、売上は下方修正し、利益は期初計画を据え置いた。患者の受診抑制や治療スケジュールの変更に伴う影響が年度末まで続くと想定。売上は期初計画を30億円下回る1230億円と設定した。利益は、ウプトラビなどによるロイヤルティ収入が期初計画から28億円増の225億円になると見込んだほか、販管費や研究開発費が期初予想から減少するとして、期初計画を据え置いた。

■DMD専任MR13人配置 潜在患者の把握は「大きな課題」

自社開発したアンチセンス核酸医薬品で、デュシェンヌ型筋ジストロフィー(以下、DMD)を適応とするビルテプソ点滴静注を今年5月に日本で発売した。同剤はDMD患者の筋肉中のジストロフィン遺伝子のエクソン53を迂回して、機能のあるジストロフィンタンパク質を産生することによって疾患の進行抑制と病態改善を期待する薬剤で、同一の作用機序を有する薬剤はほかにはない。

同社の前川重信社長はこの日の決算会見で、ビルテプソの売上や計画は開示していないとした上で、「期初計画に沿って順調に立ち上がった」と報告した。佐野省三営業本部長は、DMDの専門MR13人を配置して情報提供・収集活動していると説明し、「ビルテプソの認知向上とともに、潜在患者の早期発見や早期受診に結び付ける活動をしている」と述べた。

DMDの国内推計患者数は320~400人程度といわれるなか、同社では130例ほど把握しているという。ただ、推計患者数との差はまだ大きい。佐野営業本部長は、「DMD患者の把握は今後の大きな課題」との認識を示し、小児科開業医や地域の基幹病院などで情報収集に積極的に取り組む姿勢をみせた。患者会との連携や市民公開講座を通じての疾患啓発にも取り組む意向を示した。

【20年度第2四半期連結業績 (前年同期比) 通期予想(前年同期比)】
売上高 578億1700万円(0.8%増) 1230億円(5.5%増)←修正前1260億円
営業利益 111億4000万円(1.0%増) 250億円(15.4%増)
親会社帰属純利益 80億7300万円(2.6%減) 190億円(12.6%増)

【20年度第2四半期の国内主要製品売上(前年同期実績) 通期予想、億円】
ビダーザ 75.67(78.29) 160←修正前168
ザルティア 43.87(66.10) 70←修正前84
トラマール・ワントラム 34.76(36.89) 70←修正前74
ウプトラビ 34.08(32.07) 74←修正前79
アドシルカ 27.95(28.65) 56
ガザイバ 26.22(20.91) 56
シアリス 13.32(22.90) 26←修正前32
デファイテリオ 9.04(3.08) 22
アズノールうがい液 8.25(9.99) 19←修正前21
エリザス 5.49(6.36) 21←修正前25

工業所有権等収入 97.69(74.24) 225←修正前197
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