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インフルエンザの流行 11月の患者数は昨対比9割減 一方でワクチン接種は2割増

公開日時 2020/12/08 04:52
「11月のインフルエンザの患者数は昨年同月比で9割減」-。エムスリーが独自に構築したリアルワールドデータベース(2020年11月時点で延べ4100万患者分)から明らかになった。一方でインフルエンザワクチンの接種は昨対比で2割増となっていることも分かった。新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、インフルエンザとの同時流行が懸念されている。ただ、11月末まで見る限り、インフルエンザの流行は早期のワクチン接種や新型コロナ対策のマスク着用や手洗い・うがいの徹底などで一定程度抑えられていることも明らかになった。

◎11月の患者数は第1週~4週まで全て9割減

エムスリーは全国の医療現場で起きている診療実態を正確かつリアルタイムに把握する目的で、独自にリアルワールドデータベース(DB)を構築している。このDBからインフルエンザの患者数を週次ベースでみると、11月第1週(11月1~7日)は前年同期比92.7%減と大きく落ち込んでいた。同様に第2週(11月8~14日)は91.4%減、第3週(11月15~21日)は90.6%減、第4週(11月22~28日)は93.0%減と、いずれも昨対比で患者数が9割減となっていることが分かった。

◎ワクチン接種は10月時点で前年実績の3倍 

一方、インフルエンザワクチンの接種状況をみると、高齢者の接種が始まった10月の接種者数は前年(2019年)の4万4661人に対し、今年は13万2200人と大幅に増加していることが分かった。11月も同様で、前年の10万7536人に対し、今年は12万8284人となっていた。今年の特長として、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が進んでいることに加え、発熱や倦怠感などの初期症状で鑑別が難しいインフルエンザを未然に防止するため、政府も高齢者や基礎疾患を持つ人へのワクチン接種を推奨している。この結果、ワクチンの接種のタイミングが早まり、また接種者も例年に比べて増えていることが要因となっている。

◎新型コロナを通じて感染リスク回避のカルチャーが国民に浸透か

新型コロナウイルス感染症の感染拡大が「第3波」を迎えるなかで、インフルエンザと新型コロナのダブルパンデミックを警戒する医療関係者は多い。インフルエンザの流行が例年より抑えられている背景には、新型コロナに伴う感染リスクの回避として、マスクの着用や手洗い・うがい、さらには「3密」の回避など、感染症対策のカルチャーがこの1年でかなり国民に浸透したことがあげられる。加えて、インフルエンザワクチンの接種なども、政府や医師会による啓発活動により、接種者の立ち上がりが例年より早いことも特筆されよう。
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