あすか製薬 レルミナ錠で子宮内膜症の効能追加を申請
公開日時 2021/01/29 04:50
あすか製薬は1月28日、GnRHアンタゴニストのレルミナ錠(一般名:レルゴリクス)について、子宮内膜症の効能追加を一変申請したと発表した。日本で実施した臨床第2相試験と第3相試験の結果から、「子宮内膜症に基づく疼痛に対する改善効果と良好な忍容性が認められた」としている。
同剤は下垂体のGnRH受容体を阻害することにより、黄体形成ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌を阻害する。その結果、性ホルモンであるエストロゲン及びプロゲステロンが抑制され、子宮内膜症の主な症状である骨盤痛を改善することが期待されている。同剤は2019年1月に、子宮筋腫に基づく諸症状(過多月経、下腹痛、腰痛、貧血)の改善で承認を取得し、同年3月から販売している。