日本ベーリンガーインゲルハイム（NBI）は6月17日、起業家支援プログラム「ベーリンガーインゲルハイム・ イノベーション・プライズ」を開催すると発表した。 バイオテクノロジー分野の革新的な研究に基づくプロジェクト案を募集し、10月5日に大阪会場やオンライン上でピッチコンテストを開催する。

同プログラムは、創薬エコシステムの発展を目的に、医療・バイオテクノロジー分野で魅力的なプロジェクトに対し、賞金や投資家などとのネットワーク構築の場を提供するというもの。革新的医療の創造を目指すスタートアップ企業や、起業家、研究者などから広くプロジェクト案を募集する。

選考は、▽革新的・新規治療コンセプトを有すること、▽革新的な治療法確立に必要な新規の技術、▽コンセプトを裏付ける科学的エビデンスのレベル、既存また競合技術との差別化・優位性、▽コンセプトの開発・商業応用の可能性—などを基準に行われ、10名程度が採択される見通し。採択された人やチームは、ピッチプレゼンテーションコンテストや会場でのポスターセッションに参加できる。応募は7月19日まで、同社の事務局（BIAlliance.JP@boehringer-ingelheim.com）で受け付けている。

同プログラムは、同社がグローバルで展開する重要なイベントの１つで、2015年にボストンで始まった。以来、サンディエゴ、ニューヨークなど世界各地で開催されており、日本では2019年から開催されている。