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武田薬品 新規肝疾患治療薬Maralixibatの国内開発・販売権を獲得 米Mirum社から

公開日時 2021/09/24 04:50
武田薬品は9月21日、米Mirum Pharmaceuticalsが開発している胆汁酸トランスポーター阻害薬Maralixibat chloride(一般名)について、日本での独占的開発・販売に関するライセンス契約を締結したと発表した。武田薬品は胆汁うっ滞に関連したアラジール症候群や進行性家族性肝内胆汁うっ滞症などの希少肝疾患の国内開発を進める。この契約に伴う経済条件は非開示。

Maralixibatは吸収性が低く、経口投与が可能な複数の希少胆汁うっ滞性肝疾患に対する新規治療薬候補。小腸下部の回腸に局在する重要な胆汁酸輸送トランスポーター(ASBT)を阻害し、作用を発揮する。その結果、腸肝循環を介した胆汁酸の再利用を低下させ、便中に排泄される胆汁酸の量が増加する。これにより、全身の胆汁酸濃度が低下し、胆汁酸を介した肝障害や合併症を軽減できる可能性がある。

米国ではMirum社が、アラジール症候群患者に伴う胆汁うっ滞性掻痒症状の治療薬として、Maralixibatの承認申請を米FDAに提出した。この申請は現在、優先審査中で、審査終了目標日(PDUFA date)は21年9月29日となっている。欧州でもアラジール症候群に伴う胆汁うっ滞の治療を目的に承認申請されている。
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