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厚労省 新型コロナワクチン3回目接種にモデルナワクチンを追加 17日から使用可能に

公開日時 2021/12/17 04:52
厚生労働省の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は12月16日、新型コロナワクチンの3回目接種(追加免疫)にモデルナ社のワクチン「スパイクバックス筋注」を追加することを了承した。厚労省は、自治体に同ワクチンの在庫がある場合、17日から追加免疫に使用できるよう関係省令を同日付で公布する方針。

分科会では、厚労省がスパイクバックスの追加免疫を特例承認した(薬食審医薬品部会通過の記事はこちら)のを受け、予防接種法における同ワクチンの追加免疫の取り扱いを審議した。

追加免疫に用いるワクチンについては、「1回目・2回目に用いたワクチンの種類にかかわらず、mRNAワクチンを用いる」ことがすでに了承されている。今回の同分科会では、スパイクバックスによる追加免疫は、2回目接種と比較して、局所反応や全身反応などの副反応が有意に低下することも確認された。これを踏まえ、追加免疫には、ファイザーのコミナティに加え、スパイクバックスを使用することが了承された。

スパイクバックスによる追加免疫は原則、2回目接種から8か月以上の間隔をおいて接種するものの、地域の感染状況などを踏まえた自治体判断で、6か月の間隔をあければ追加免疫の対象にして良いとの方針も確認した。1回目、2回目にスパイクバックス以外のワクチンを使用していても、追加免疫にスパイクバックスを使用する「交互接種」も認めた。この投与間隔や交互接種の考え方はコミナティと同様となる。

政府は22年1月にスパイクバックス1700万回分を各自治体に配送する予定。ただ、厚労省は同分科会後の記者説明会で、自治体にスパイクバックスの在庫がある場合、17日から追加免疫に使用して良いとの考えを示した。
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