GSK 帯状疱疹ワクチン・シングリックス筋注用の定期接種化を受け、「大きな一歩になる」と声明発表
公開日時 2024/12/19 04:50
グラクソ・スミスクライン(GSK)は12月18日、帯状疱疹ワクチン・シングリックス筋注用が2025年度から定期接種として使用可能になったことを受け、「さらに多くの方々が帯状疱疹のリスクから守られることに寄与する大きな一歩になる」との声明を発表した。帯状疱疹の定期接種は、同日開催の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会で、インフルエンザや新型コロナウイルス感染症と同様の予防接種法のB類疾病に位置付けることが決まった。
帯状疱疹の定期接種の対象者は、65歳または60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害を有する者とされ、65歳を超える人は5年間の経過措置として、5歳年齢ごと(70、75、80、85、90、95、100歳)を位置付けるとされた。予防接種法のB類疾病は個人による予防に重点が置かれ、接種費用の一部公費負担もある。
GSKは声明で「高齢化が加速する日本において、疾患予防と健康増進を通じた健康寿命の延伸は重要政策のひとつだ。より多くの方々を帯状疱疹から守るために、国の定期接種化による接種費用の一部公費負担は重要な役割を担う」としている。