スズケンは2月9日の取締役会で、浅野茂代表取締役副社長執行役員コーポレート本部長を代表取締役社長執行役員に4月1日付で昇格させるトップ人事を内定した。宮田浩美代表取締役社長執行役員は代表取締役会長執行役員となる。23年3月期を最終年度とする 3か年の中期成長戦略に掲げる「第3の創業」の実現に向けて、 経営体制の強化・充実を図り、更なる企業価値の向上を目指すものと説明している。

宮田社長は今回のトップ人事についてコメントを公表し、「事業環境は激しく変化しており、新型コロナの影響やデジタル化によって、そのスピードはさらに上がっている」と指摘。スズケングループとして、「コア事業である医薬品卸売事業から健康創造事業体への転換」に向かって、大きく舵を切っているところと強調した。その上で、「この新たなステージを迎えるにあたり、さらに変革のスピードを上げていくために、新体制をスタートさせる」と述べた。