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小野薬品 特許侵害でアストラゼネカを提訴 イミフィンジの販売差し止めと損害賠償求める

公開日時 2022/03/01 04:51
小野薬品は2月28日、免疫療法治療薬・イミフィンジ(一般名:デュルバルマブ)が抗PD-L1抗体にかかわる特許を侵害しているとして、アストラゼネカに対して同剤の販売差し止めと損害賠償を求める訴訟を東京地裁に提起したと発表した。

特許第5885764号と特許第6258428号に基づき、「抗PD-L1抗体を用いてがん治療を行う」との国内の用途特許を侵害していると主張している。訴額は約320億円だが、損害賠償請求額を開示していない。同社は、「当該治療が患者さんの生命救済にかかわることを考慮して、訴訟外においてでもロイヤルティなどを含む適切な対価を支払う旨の合意がアストラゼネカとなされれば、イミフィンジの販売差止は求めない方針で臨む」とし、アストラゼネカとライセンス契約が成立すれば同剤の販売差し止めは求めないとの姿勢もみせた。

今回は国内特許にかかわる提訴だが、同社はこれまでにパートナー企業のブリストル マイヤーズ スクイブとともに、米メルクの抗PD-1抗体ペムブロリズマブ(国内製品名:キイトルーダ)やロシュグループの抗PD‐L1抗体アテゾリズマブ(同テセントリク)について、それぞれグローバルのライセンス契約を締結し、ロイヤリティなどを受領している。

イミフィンジはヒト型抗ヒトPD-L1モノクローナル抗体。国内では▽切除不能な局所進行の非小細胞肺がんにおける根治的化学放射線療法後の維持療法▽進展型小細胞肺がん――の効能・効果を取得している。
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