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中外製薬・奥田社長 バビースモで眼科領域へ初参入 「専門性」活かした単独プロモーションで挑む

公開日時 2022/03/18 04:52
中外製薬の奥田修代表取締役社長CEOは3月17日、社長懇談会に臨み、3月中にも承認取得が見込まれる加齢黄斑変性/糖尿病黄斑浮腫治療薬バビースモ(ファリシマブ)について「硝子体内投与なので、回数が少ない方が患者に非常に喜ばれる。16週に1回(年3回)投与なので非常に少ないという特長がある」と述べた。中外製薬にとって眼科領域へ初参入となる。奥田社長は、同剤の単独プロモーションで臨む方針を明示するとともに、同社の強みである「専門性」を磨きながら市場参入することに意欲を示した。

◎眼科領域で経験豊富なキャリア入社組を中核に


加齢黄斑変性/糖尿病黄斑浮腫治療薬バビースモは2月25日の薬食審医薬品第一部会を通過しており、承認取得を経て、順調に行けば5月の薬価収載が見込まれている。中外製薬が挑む眼科市場は、年間850億円規模(薬価ベース)の売上を誇るバイエル薬品と参天製薬が共同販促するアイリーア(硝子体内投与)などと競合する。奥田社長は「専門性の高い医療機関が使用の中心となることから、MRが専門性を身に付けて、それを元に情報提供することは十分可能と思っており、単独でプロモーションしていく。眼科領域で経験豊富で、キャリア入社した人たちが中核となって、中外製薬の強い専門的な営業力と合わせて活動していく」と強調した。

◎製品群の成熟化で営業リソースも眼科、がん、神経疾患にシフト

営業体制の変化について奥田社長は、「製品群の成熟化に伴って腎性貧血や骨関節(プライマリー領域の一部を構成)等にかける営業リソースが、だんだん少なくなってきている一方、眼科、がん領域、神経疾患など新しい疾患領域の方にシフトしていく。こうした変化に伴う卸との協力体制の変化というのは出てくるかと思う」と語った。

◎ヘムライブラ、テセントリク、ポライビー、エンスプリング、エブリスディなど市場浸透を加速

同社が掲げる22年重点方針は、①R&Dアウトプットの持続的な創出、②成長ドライバー価値最大化、③事業基盤強化―の3本柱。成長ドライバー価値最大化の取り組みとして、22年にはバビースモの他、テセントリクの非小細胞肺がんアジュバントの追加、ポライビーのびまん性大細胞型B細胞リンパ腫1次治療の追加の市場導入成功が課題にあがっている。

奥田社長は成長ドライバー価値最大化の取り組みとして、国内外における市場浸透の加速(ヘムライブラ、テセントリク、ポライビー、エンスプリング、エブリスディ等)を掲げた。さらに、「新しい流通体制の定着(製品価値のさらなる浸透)」も掲げており、奥田社長は、「我々の製品価値を卸によく理解していただき、十分に医療機関に説明していただく。それにより流通経費の縮小、効率化を進めてきており、しっかり定着させていく」と強調した。

◎ロナプリーブ 22年売上予測1990億円に「変更なし」

2021年7月に発売した新型コロナに対する抗体カクテル療法ロナプリーブについては、12月末までに774億円を売り上げたものの、今年に入りオミクロン株への置き換わりが急速に進み、「オミクロン株による感染には投与しない」(新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第7.0版)こととされている中で、中外製薬の22年売上予想は1990億円(22年2月3日開示の21年通期決算資料)と設定された。奥田社長は「現時点で計画に変更はない。これは政府との契約による。昨年契約を締結して、その残り分が少しあり、それが今期入ってくる。それから新たに3月末までに契約する方向で交渉している」と述べた。

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