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楽天メディカル ADCアキャルックスを用いた光免疫療法 今春に60施設超で提供可能に

公開日時 2022/04/22 04:47
楽天メディカルは4月19日、アキャルックス点滴静注(一般名:セツキシマブ サロタロカンナトリウム(遺伝子組換え))を用いた頭頸部がんに対する光免疫療法の提供施設が、今春に25施設増える見通しと発表した。光免疫療法はこれまでに37施設で提供されており、順調に準備が進めば、全国62施設で同療法が行われることになる。関連学会の後援・指導のもと同社が主催する講習プログラムを修了するなど医師要件を満たした同療法の「治療医」は165人(4月15日時点)となった。

新たに同療法を実施する、または実施予定の25施設は、

1.茨城県立中央病院・茨城県地域がんセンター(予定)
2.愛媛大学医学部附属病院(予定)
3.金沢医科大学病院(予定)
4.九州医療センター(予定)
5.九州がんセンター(予定)
6.高知大学医学部附属病院(予定)
7.神戸市立医療センター中央市民病院
8.国立がん研究センター中央病院
9.佐賀大学医学部附属病院(予定)
10.自治医科大学附属病院
11.聖隷浜松病院(予定)
12.千葉県がんセンター
13.筑波大学附属病院
14.東京都立多摩総合医療センター
15.徳島大学病院(予定)
16.名古屋市立大学病院
17.名古屋大学医学部附属病院
18.奈良県立医科大学附属病院
19.浜松医科大学医学部附属病院
20.兵庫県立がんセンター
21.福井大学医学部附属病院
22.三重大学医学部附属病院
23.横浜市立大学附属市民総合医療センター
(五十音順)

の23施設と、現時点では施設名非公表の2施設となる。施設名に「予定」とある9施設は、同療法を実施する医師向けの講習会や、手術に入る看護師など医療従事者向けの説明会を今後受講する、同療法を提供するための体制整備中の施設。

なお、これまでに同療法を実施している37施設は、▽愛知医科大学病院▽愛知県がんセンター▽秋田大学医学部附属病院▽岩手医科大学附属病院▽大阪国際がんセンター▽大阪大学医学部附属病院▽岡山大学病院▽金沢大学附属病院▽亀田総合病院▽がん研究会有明病院▽関西医科大学附属病院▽北里大学病院▽岐阜大学医学部附属病院▽九州大学病院▽京都大学医学部附属病院▽京都府立医科大学附属病院▽熊本大学病院▽久留米大学病院▽群馬大学医学部附属病院▽神戸大学医学部附属病院▽国立がん研究センター東病院▽埼玉医科大学国際医療センター▽四国がんセンター▽順天堂大学医学部附属順天堂医院▽東京医科歯科大学医学部附属病院▽東京医科大学病院▽東京医療センター▽鳥取大学医学部附属病院▽新潟大学医歯学総合病院▽広島大学病院▽藤田医科大学病院▽北海道大学病院▽宮城県立がんセンター▽横浜市立大学附属病院▽琉球大学病院 ――の35施設(五十音順)と、施設名公開の許諾を4月15日時点で得られていない2施設となる。

アキャルックスは、EGFRを標的とするモノクローナル抗体のセツキシマブと、光感受性物質であるフタロシアニン誘導体が結合した抗体薬物複合体(ADC)で、がん細胞を壊死させる新しい局所治療に用いる。同剤投与後に専用の医療機器「BioBladeレーザシステム」でレーザ光を病巣部位に照射すると、腫瘍細胞の細胞膜上に発現するEGFRに結合した同剤が励起され、腫瘍細胞を傷害する。

同剤投与下におけるレーザ光照射(=光免疫療法)は、ニボルマブやセツキシマブなどによる治療が行われている切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん患者が対象となる。適正使用のための講習会を受講した十分な知識・経験のある医師によって提供される。
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