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中外製薬・奥田社長CEO 22年第2四半期業績「想定通り大幅な増収増益」 ロシュ向け輸出が大幅伸長

公開日時 2022/07/22 04:51
中外製薬の奥田修社長CEOは7月21日、22年第2四半期(1-6月)決算説明会に臨み、新製品の伸長やロシュ向け輸出、ロナプリーブの寄与などで「想定通り大幅な増収増益」を確保したと報告した。なかでも国内売上は、新製品のエブリスディ、ポライビー、エンスプリングの成長が後発品や薬価改定の影響を吸収。海外売上は、通常出荷価格でのヘムライブラの輸出が本格化したほか、アクテムラのロシュ向け輸出も堅調だった。このほか営業利益の為替影響額(1-6月)は、対21年実績レートで+57億円、対22年想定レートで+12億円とした。

Core実績の売上収益は、国内2738億円(対前同34.6%増)、海外1790億円(同77.8%増)で合計5043億円(同29.2%増)となった。営業利益は2014億円(同21.5%)で、大幅な増収増益となった。

◎スペシャリティ領域90%増、海外77.8%増

製商品売上高をみると、オンコロジー領域の対前同0.9%減に対し、スペシャリティ領域は90%増、海外は77.8%増となった。製品別では、オンコロジー領域のうちアバスチン342億円(12.8%減)、テセントリク284億円(6.9%減)、パージェタ156億円(0.6%減)となったが、ポライビーは56億円(522.2%増)、カドサイラ88億円(22.2%増)と伸長した。

◎ロナプリーブは608億円 期初想定通り


スペシャリティ領域では、ロナプリーブが4-6月での政府納入はなかったものの売上高は608億円。また、ヘムライブラは国内が222億円(18.7%増)、海外が910億円(174.1%増)でうちロシュ向け輸出は897億円(178.6%増)。奥田社長CEOは、「患者シェアは引き続き市場流通が堅調に推移しており、さらなる拡大が可能」と強調。「引き続き競合優位を発揮できる」と意欲を示した。

◎アクテムラ ロシュ向け輸出で通期1415億円

一方、アクテムラについては、国内が206億円(1.5%増)、海外が634億円(67.3%増)となった。海外のうちロシュ向け輸出は614億円(68.2%増)となる。同剤のロシュ向け輸出の通期予想は下期801億円の1415億円(41.4%増)の大幅伸長を見込んでいる。
 
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