参天製薬 新社長に伊藤副社長 日本事業の成長を牽引 谷内社長は一身上の都合で辞任
公開日時 2022/09/13 04:51
参天製薬は9月12日、伊藤毅代表取締役副社長が新たに代表取締役社長兼CEOに就任したと発表した。同日付の取締役会で決議され、同日付で就任した。谷内樹生代表取締役社長兼CEOから、一身上の都合で辞任する申し出があったことを受けたもので、谷内社長は取締役も辞任する。
伊藤社長は、同社のコア領域である日本事業について2012年から執行役員 医薬事業部医薬営業統括部長、16年から日本事業の統括として牽引。日本事業を約900億円から1600億円まで成長させた実績を持つ。パイプライン開発や営業・マーケティング体制構築の経験も有している。
同社は、「当社の持続的な成長、また更なる価値創造を可能とする企業への変革を推進し、企業価値向上を実現するためには、市場の変化が著しいなかで、ヘルスケア市場全体を見渡し、要諦を見極め、実行する能力が求められると考えている。それらの能力があり、実績も兼ね備えた同氏が代表取締役社長 兼 CEOとして適任であると判断した」としている。
伊藤社長は、1982年4月に同社入社。2012年4月に執行役員医薬事業部医薬営業統括部長、16年4月に専務執行役員日本事業担当兼医薬事業部長、19年4月に取締役専務執行役員日本事業統括兼眼科事業部長を務め、今年4月から代表取締役副社長に就いていた。