参天製薬 「世界視力デー」 社員参加型ボランティア活動を全世界で実施 26言語で視覚障がい者支援
公開日時 2025/10/15 04:50

参天製薬は10月14日、「World Sight Day(世界視力デー・10月9日)」にあわせてグローバルを含む社員参加型ボランティア活動を全世界で開催したと発表した。当日は、ビデオ通話アプリ「Be My Eyes(ビーマイアイズ)」を用い、約40の国と地域で同社社員が視覚障がい者からのビデオコールに対応。167件(26言語)の視覚障がい者の困りごとの解決をサポートした。
同社では2023年から通話アプリ「Be My Eyes」を活用したボランティア活動をグローバルで実施している。3年目となる今回は、約40の国と地域の社員が参加した。各国の現地時間9日の8時から21時までの13時間、社員が視覚障害のあるユーザーからのビデオコールに応答。スマートフォンから送られてくるライブビデオの情報を見て視覚情報を伝えるなどし、26言語で167件のサポートを行った。
一方で大阪・梅田の本社では、9日から11日にかけて「Vision Festival(ビジョンフェスティバル)」を開催。社外からKOLを招いた講演会や、全盲の社員の講義、視覚障がいの疑似体験イベントなども実施した。
同社の基本理念&サスティナビリティグローバルヘッドの森田貴宏氏は、「全世界の従業員が同日に活動に参加することで、Santenの基本理念に立ち返ることのできる重要な機会になる」とコメント。この取り組みを通じ、社員一人ひとりが患者中心の考えを実践することで、同社で働く価値の向上とより良い企業文化の醸成に繋げたいとしている。