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住友ファーマ 英・マイオバント社を2500億円で完全子会社化 抗がん剤など2製品の大型化に期待

公開日時 2022/10/25 04:51
住友ファーマは10月24日、連結子会社の英・マイオバント社を17億米ドル(約2500億円)でスミトバント社を通じ、完全子会社化したと発表した。マイオバント社は米国を中心に、進行性前立腺がん治療薬・オルゴビクス、子宮筋腫治療剤および子宮内膜症治療薬・マイフェンブリーの開発・販売を行っている。住友ファーマはマイオバント社の有する2製品の大型化を見据え、完全子会社化により同社との連携を強化し、キャッシュフローを最大限活用化したい考え。

同社、スミトバント社、マイオバント社の3社は10月23日(現地時間)、スミトバント社によるマイオバント社の完全子会社化に関する契約を締結した。マイオバント社の完全子会社化は、住友ファーマの完全子会社であるスミトバント社を通じて実施。スミトバント社はマイオバント社を存続会社とし、本完全子会社化のために設立した子会社を消滅会社とする合併を行う。完全子会社化は2022年度第4四半期に完了する予定。完全子会社化後は、マイオバント社は、同社グループの一企業として事業を継続する予定。

スミトバント社はマイオバント社の発行済株式の約52%保有しており、未保有の株式1 株当たり 27.00 米ドルで取得し、17億米ドル(約2500億円)を支払う。合意した取得価格は同社株式の終値(9月30日時点)に対して約50%プレミアを付けた価格で、マイオバント社の企業価値は 29 億米ドル(約4320億円)。なお、今月3日にマイオバント社に対し、完全子会社化を提案したと発表した時点では、1 株当たり 22.75 米ドル、企業価値は25億米ドル(約3720億円)としていた。

◎野村社長 製品販売のキャッシュフロー最大限活用で「経営スピードを加速」

同社の野村博代表取締役社長は、「マイオバント社は、大型化が期待できる2つの製品を有している。本完全子会社化により、スミトバント社とマイオバント社の持つ専門性、基盤および資源を結集することで、マイオバント社の製品力を強化し、前立腺がんや婦人科疾患における患者さんのアンメット・ニーズに応える革新的な治療法を提供し続けていくことに寄与できる。また、これらの製品の販売により生まれるキャッシュフローを当社グループの持続的成長のために最大限活用する経営戦略の実行が可能となり、経営のスピードを加速できると考えている」とコメントしている。

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