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心不全患者を診ている医師 企業認知度・信頼評価とも大塚製薬がトップ 優れた医薬品と規模・歴史を評価

公開日時 2022/11/11 04:52
心不全患者を10人以上診ている「循環器・循環器内科」の医師に心不全関連薬剤を持つ製薬企業の「企業認知度」を聞いたところ、第1位が大塚製薬、第2位がバイエル薬品、第3位が第一三共となった。一方、「企業の信頼・評価」の上位は、こちらも大塚製薬が第1位。次いで第2位は第一三共、第3位が日本ベーリンガーインゲルハイムとなった。1位の大塚製薬が評価された理由は、「医薬品が優れている・高品質である」がトップ。次いで「会社の規模や歴史、収益力」だった。

調査は、エムスリーの提供する会員制サイト「m3.com」に登録する医師パネルを使って、心不全患者を10人以上診ている循環器・循環器内科の医師229人から回答を得た。

「企業の信頼・評価」の上位3社(大塚製薬、第一三共、日本ベーリンガー)の要因分析を行った。第1位に輝いた大塚製薬は、「医薬品が優れている・高品質である」が59.8%でトップ。次いで「企業として安定している(規模・歴史・収益力)」が57.6%、「製造・生産体制が信頼できる」が52.0%、「情報提供が適切である(質・量・タイミングなど)」が48.0%、「医療・社会への貢献を志向している」が45.0%、「情報提供が適切である」が36.2%となり、いずれの項目とも3社比較でトップに輝いた。

一方、第2位の第一三共は「研究開発力が高い(新薬開発力、新技術導入の実績など)」が50.2%で大塚製薬、日本ベーリンガーを抜いてトップを奪取した。3位の日本ベーリンガーは「コンプライアンス遵守の意識が高い」が40.2%でトップ。ただ、大塚製薬、第一三共との差はわずか0.5ポイントと僅差だった。

◎大塚製薬と4~7位企業の要因比較「情報提供が適切」9.5ポイント差

信頼度ランキング4~7位企業(平均値)とトップの大塚製薬を比較した。大塚製薬との差をみると、差が開いた項目は、「情報提供が適切である(質・量・タイミングなど)」で、大塚製薬と4~7位企業との差(平均値)は9.5ポイントだった。次いで「企業として安定している」で、その差は8.1ポイント。逆に、差が詰まっている項目をみると、「コンプライアンス遵守への意識が高い」は、0.8ポイントと僅差に。「情報提供や先生方とのコミュニケーションなど、デジタル化を推進・実現している」は4.9ポイント差となっていた。

◎アンメットニーズの大きな領域での医薬品開発求める声

企業ブランド評価を向上させる「打ち手」について医師に回答を求めた。「アンメットメディカルニーズの大きな領域での医薬品の開発・上市」は、「とても影響がある」が9.6%、「影響がある」が27.1%で、上位2項目の合計36.7%でトップとなった。次いで、「医師に対する生涯学習の支援(専門医による診断方法・手術手技解説動画など)」が上位2項目の合計35.8%で第2位となった。
 
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