バイオジェン・ジャパンは１月11日、新社長に傳幸諭氏が就任するトップ人事を発表した。就任は１月12日付。傳氏は20年以上にわたる製薬業界での経験を有し、前職はノボ ノルディスク ファーマ日本法人で取締役及び糖尿病・肥満症事業本部長として500人を超える部門を率いていた。それ以前はヤンセンファーマ日本法人でニューロサイエンス事業本部長などを務め、ファイザーでは日本や中国でプライマリケア領域のマーケティングなどに従事した。

これまでバイオジェン・ジャパンの社長を務めたニコラス・R.ジョーンズ氏は、バイオジェンを退職する。

バイオジェンのインターコンチネンタル地域プレジデントのフレイザー・ホール氏は、傳氏について、「この度就任する傳幸諭は、前職での事業本部を率いた経験や、神経科学領域での経験を通じて、バイオジェンの日本における神経難病に対する貢献をさらに大きく進展させることができると考えている」とコメントしている。

【傳幸諭（でん たかつぐ）氏 略歴】
1997年４月に富山化学に入社。2005年６月からファイザー日本法人で循環器系疾患治療薬ブランドマネジャー、中国法人で感染症領域のマーケティング、プライマリケア領域のアライアンス、日本法人で泌尿器科領域マーケティング、ビジネスチェンジプロジェクトなどに従事した後、15年11月からヤンセンファーマでニューロサイエンス事業本部長、セールス部長、マーケティング部長を歴任した。20年３月からノボ ノルディスク ファーマで取締役 糖尿病・肥満症事業本部長を務め、23年１月にバイオジェン・ジャパンに入社、社長に就任する予定。97年３月に日本大学工学部卒。05年５月に米国Farleigh Dickinson UniversityでMBA取得。