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花粉飛散開始で抗アレルギー薬の処方急増 2月の点眼薬の処方は前月比2.3倍

公開日時 2023/03/23 04:52
2023年のスギ花粉の飛散開始で、抗アレルギー薬の処方が急増していることがわかった。医療情報分析サービスを手掛けるインテージリアルワールド社が3月22日、自社データを基にした分析結果を発表。23年2月の第二世代経口抗アレルギー薬の推計処方患者数は前月比31%増となり、なかでも点眼アレルギー薬は前月から2.3倍と大きく伸びていた。同社は、「前月と比較すると、目に症状が出ている患者が大幅に増加している」と分析している。

環境省の調査では、23年のスギ花粉の飛散量は過去10年で最大になるといわれている。このようななか同社は独自に運用する統合医療データベース「Cross Fact」のデータを基に、経口、点眼、点鼻の抗アレルギー薬の処方動向を分析した。

2月の抗アレルギー薬の推計処方患者数は、第二世代の経口薬が約860万人(前月比31%増)、点眼薬が約260万人(同130%増)、点鼻薬が約240万人(同65%増)――だった。経口抗アレルギー薬を服薬している患者数が最も多いが、伸び率は点眼薬が突出していた。

なお、22年2月の推計処方患者数は、第二世代の経口薬が約680万人、点眼薬が約170万人、点鼻薬も約170万人――だった。23年2月は前年同月比でそれぞれ27%増、51%増、40%増となっており、昨年よりもアレルギー症状がでている患者が増えていることがデータからも確認できる。

花粉飛散のピークは例年3月で、今年は過去10年で最大の飛散量だとされる。同社は「抗アレルギー薬の処方患者数も3月がピークとなることが多く、19年には1000万人を超える患者が医療機関を訪れていた」とコメントしており、今年3月に抗アレルギー薬の処方患者数がどこまで伸びるか注目される。
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