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武田薬品 SBS治療薬・レベスティブの0.95mg製剤発売 体重10kg未満の乳児などの治療選択肢

公開日時 2023/06/09 04:50
武田薬品は6月8日、短腸症候群治療薬・レベスティブの低含量製剤「レベスティブ皮下注用0.95mg」を発売した。0.95mg製剤の登場により、既存の3.8mg製剤では投与できなかった体重10kg未満の乳児や小児の患者、体重20kg未満の中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス50 mL/min未満)を有する患者への投与が可能になった。

短腸症候群(SBS)は稀で重篤な慢性疾患で、食事から十分な水分や栄養を吸収できず、生命を維持するために経静脈栄養が必要となる。SBSの病因は成人と小児で異なり、小児は壊死性腸炎と先天性異常、成人は炎症性腸疾患、腸間膜血管疾患、絞扼性イレウスが最も一般的な原因となる。多くの患者は腸管機能が順応していくが、なかには腸管不全を伴うSBSとして生涯にわたり経静脈栄養や静脈内輸液を必要とする患者もいる。
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