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エクサウィザーズ・生成AI調査 「医療・製薬」利用率74.2%で業種別トップ 文書作成やアイデア出しに

公開日時 2023/09/08 04:51
エクサウィザーズは9月7日、「生成AIの利用実態調査レポート・第2回定点調査(2023年9月版)」を公表した。その結果、生成AIの利用率は全体で28.7ポイント上昇しており、特に、「医療・製薬」の利用率が74.2%で業種別のトップに躍り出た。前回4月調査との比較で46ポイントも上昇するなど、ビジネス活用の観点から急激に関心度が高まっていることが示唆された。生成AIの利用用途は、社員、部課長、経営層とも「文書作成」が第1位。2位以降を見ると、社員では「アイデア出し」、部課長、経営層では「要約」が上位にランクされた。

調査は今年8⽉22⽇開催の同社セミナー「⽣成AIの進展とビジネス活⽤の要点」への参加者に行ったもの。業種を問わず518人(368社)から回答を得た。医療・製薬は全回答の6%だった。

◎医療・製薬の利用状況 「日常的に使用」16.1%、「時々使用」58.1%

業種別にみた生成AIの利用状況は、「日常的に使用」が全業種平均20.3%に対し、医療・製薬は16.1%。「時々使用」は全業種平均の41.5%に対し、医療・製薬は58.1%となった。同調査では、前回4月25日の定点調査とも比較しており、「日常的に使用」の医療・製薬の4月調査結果5.1%に対し、8月調査では11ポイント上昇。「時々使用」は4月調査結果の23.1%に対し、8月調査では35ポイント上昇していることが分かった。業種別に生成AIの利用頻度が高まった職種では、医療・製薬以外に、「卸・小売り」が44.8ポイント上昇していた。

◎生成AIの利用用途 「文書作成」、「アイデア出し」に加えて「壁打ち相手」も

このほか調査では、生成AI技術を活用して取り組みたい分野を聞いたところ、「データ分析・予測およびレポート作成」が業種全平均で63.7%、次いで「全社員の生産性向上と生成AIの活用人材の育成」で56.8%となった。生成AIの用途については、医療・製薬では「文書作成」が17.8%でトップ。次いで「アイデア出し」と「壁打ち相手」が16.4%で続く。さらに、「要約」が15.1%、「翻訳」と「プログラミング」がともに9.6%となった。

◎生成AIは「使うか否か」ではなく「どう活用するか」を考える段階に

同社は調査結果のサマリーとして、「業務での活用が急速に広がっており、生成AIの活用フェーズは足元で間違いなく変わりつつある」と指摘。生成AIについては「使うか否か」ではなく「どう活用するか」を考える段階に入ったと分析している。
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