国内初のジーラスタBSが薬価収載 持田製薬とニプロが即日発売
公開日時 2023/11/24 04:47
国内初の持続性G-CSF製剤・ジーラスタのバイオ後続品(BS)が11月22日に薬価収載され、持田製薬とニプロが即日発売した。製品名は、持田製薬の取扱製品がペグフィルグラスチムBS皮下注3.6mg「モチダ」。ニプロの取扱製品は同皮下注3.6mg「ニプロ」で、同剤の製造販売元は持田製薬販売となる。効能・効果は「がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制」のみ。薬価は3.6mg0.36mL1筒が6万1188円で、対先発品の56%となる。
持田製薬は発売開始にあたり、「本剤が国内初のペグフィルグラスチム製剤のバイオ後続品として、患者さんの治療の選択肢を広げ、QOL向上と経済的負担の軽減に貢献できるものと考えている」とコメントした。
◎オルケディア高用量製剤も発売 ナノゾラのオートインジェクターは24年1月16日発売予定
このほかに22日に薬価収載された報告品目・新キット製品のうち発売日又は予定日が判明した品目は次の通りで、協和キリンのカルシウム受容体作動薬・オルケディア錠の高用量規格となる4mg製剤も即日発売した。興和の高脂血症治療薬・パルモディア錠の1日1回投与製剤(徐放性製剤)は11月27日発売予定。
日本化薬が販売し、同社とセルトリオンが共同販促する国内4番手のヒュミラBSは、20mgシリンジ製剤以外の規格を11月27日に発売する予定。ヒュミラBSとしては国内初となる80mg/0.8mLのペン製剤もラインナップしている。大正製薬の抗リウマチ薬・ナノゾラ皮下注のオートインジェクター製剤は24年1月16日発売予定。