マルホ 米AOBiome社のアトピー性皮膚炎治療薬「B244」、国内開発・販売権を取得
公開日時 2024/01/11 04:50
マルホは1月10日、米AOBiome社(本社:米国マサチューセッツ州ケンブリッジ)がアトピー性皮膚炎を対象疾患に開発中の「B244」(開発コード)について、日本国内に関する独占的ライセンス契約を締結したと発表した。B244はアンモニア酸化細菌を有効成分とする生菌外用剤。炎症性サイトカインであるIL(インターロイキン)4、5、13と、そう痒誘発性サイトカインであるIL-31の抑制作用があるとしている。
今回の契約締結により、マルホはB244の日本での開発・製造・販売を行うための独占的実施権を取得した。マルホはAOBiomeに一時金と、今後の開発・販売の進捗に応じたマイルストン、販売後は売上高に応じた段階的ロイヤルティを支払う。また、本契約にはB244のアトピー性皮膚炎以外の疾患に対する権利を含む。
マルホは今後、AOBiomeが日米欧で計画中の成人のアトピー性皮膚炎患者を対象とした国際共同第3相臨床試験に参画し、日本での開発を進める予定。