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塩野義製薬 日立製作所と業務提携 データや生成AI活用で革新的新薬やヘルスケア業界向けサービス創出へ

公開日時 2025/01/23 04:51
塩野義製薬と日立製作所は1月22日、データと生成AIなどを活用した革新的な医薬品・ヘルスケア業界向けサービス創出に向けた業務提携に関する基本合意書を締結したと発表した。生成AIによる業務効率化、ヘルスデータを活用した健康経営の支援サービスなどを主要テーマに、ほかの企業とも連携しながら開発・実証プロジェクトを推進。新たなDXサービスを創出し、2025年度中にも一部サービスの提供開始を目指す。

◎業務効率化や経営支援サービス開発目指す 他企業の参加にも前向き

提携では両社のデジタル技術と専門知識を融合し、医薬品・ヘルスケア業界向けのサービス創出を目指している。賛同する他企業にも輪を広げ、オープンイノベーションの中で幅広い開発・実証プロジェクトを推進していくという。主なテーマとして、▽データの一元管理や品質保持を担うマスターデータマネジメント(MDM)の高度化と普及、▽生成AIを活用した業務効率化▽ヘルスデータを活用した健康経営やサステナブル経営を支援するサービスの開発―を掲げている。

データの一貫性や整合性を確保するために重要なMDMシステムの整備では、両社の経験や治験を生かした革新的なMDMシステムを構築・実証し、さらにノウハウを医薬品・ヘルスケア業界全体を普及させることを目指す。

生成AIを活用した業務効率化では、文書作成や業務プロセスを自動化し、製品開発のスピードや運用効率を向上させる仕組みを構築。「製品開発期間を大幅に短縮し、より早く確実に医薬品を患者様に届けることに貢献する」としている。

ヘルスデータを活用した経営支援サービスでは、PHRプラットフォームや企業向け健康経営ソリューションなどで、企業の健康経営を支援。特に職場でのメンタルヘルス対策や従業員のモチベーション向上の支援に力を入れる。まずは国内でのサービス展開を目指すという。

塩野義製薬は、21年7月にデータサイエンス部をDX推進本部内に設立し、企業活動におけるデータ活用を促進。また、30年度までの中期経営計画「SHIONOGI Group Vision」では「HaaS(Healthcare as a Service)企業への変革」を掲げ、生成AIを含めたデジタル技術やPHRデータなどの先進的な領域技術やノウハウを活用したビジネス創出に取り組む。日立製作所との間には21年10月、シオノギグループのIT業務に関する中長期かつ戦略的パートナーシップを結んで連携を深めていた。
 
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