武田薬品 希望退職・転進支援プログラムをJPBU約570人、日本のR&D約110人の約680人が取得 2月末退職
公開日時 2025/03/03 16:10
武田薬品は3月3日、24年から実施した日本での「フューチャー・キャリア・プログラム(希望退職・転進支援プログラム)」に総計約680人が取得したと公表した。内訳は、ジャパン ファーマ ビジネス ユニット(JPBU) 約570人、日本の研究開発(R&D)組織約110人で、退職日は25年2月28日。なお、日本での武田薬品の従業員数は5474 人(2024年3月時点)となる。
◎取得者は、退職金、特別加算退職金、再就職の支援、未消化年次有給休暇の補償など手当
同社は昨年10月に、JPBUの全組織と日本のR&D部門で同社が指定する組織に所属する勤続3年以上社員を対象にフューチャー・キャリア・プログラムを実施すると発表。プログラムには、退職金、特別加算退職金、再就職の支援、未消化年次有給休暇の補償などが含まれている。武田薬品労働組合の了解を得て、募集人数を設定せずに実施してきた。募集期間は24年12月2日~20日まで。
プログラムは、JPBUとR&D組織の事業運営体制の変更に伴って実施。JPBU内の事業運営体制は、①新薬を中心として事業成長の新たな源泉を育む事業部、②既存製品を中心により多くの患者さんに貢献し、新たな投資への基盤を強化する事業部-の2事業部に再編成することを公表している。
同社は、「フューチャー・キャリア・プログラムは、武田薬品労働組合の了解を得て実施した希望退職・転進支援プログラムであり、従業員が自身の生涯設計に基づき、自ら退職を選択する場合に、社外への転進を支援することを目的としている。このたび退職となった従業員の転進に対し、労働組合との合意内容に沿う形で、会社として可能な限りの支援を行っている」としている。