スズケン 女性の低体重・低栄養症候群の認知・理解促進を支援 情報発信のWEBサイト開設など
公開日時 2025/04/18 04:49
スズケンは4月17日、女性の低体重・低栄養症候群(FUS)の認知・理解促進に向けた支援を開始したと発表した。順天堂大学の研究グループと連携して、FUSに関する情報を発信する専用WEBサイトを一般向けや医療・介護従事者向けに開設。協業企業のチャネルやサービスも組み合わせて情報発信を企画、推進していく。
FUSは様々な健康リスクにつながることが報告されており、スズケンが連携する順天堂大学大学院医学研究科スポーツ医学・スポートロジー/代謝内分泌内科学の田村好史教授の研究グループによると、少食かつ運動不足で痩せている若年女性において、標準体重の女性に比べて、糖尿病発症リスクが高いことが明らかになっている。さらに痩せや低栄養により、月経異常や不妊症、骨減少症などの女性特有の疾患やさまざまな不定愁訴を引き起こすことも指摘されている。日本肥満学会も新たな疾患概念として取り組みを進めていくという。
取り組み内容として、若年女性や家族に向けた情報発信を行うWEBサイトの開設、運営支援や、FUSの認知や理解を促進するコンテンツの発信などを行っていくという。同社は「これまで医療・ヘルスケア業界で培ってきた経営資源を生かし、女性が生涯にわたり心身ともに健康で豊かな生活を送ることができる、より良い社会の実現に貢献する」としている。