VeevaとAWS AI戦略など協業拡大 「医療者が期待する的確で効率的な体験をバイオファーマに提供」
公開日時 2025/07/25 04:50
米・Veeva Systemsと米・Amazon Web Services(AWS)は7月24日、AWSインフラストラクチャの利用範囲の拡大やAI戦略の支援などで両社の協力関係を拡大させると発表した。ソフトウェアやデータサービスのグローバル展開などを視野に入れたもの。VeevaのAvril Englandプロダクトマネジメント担当執行副社長は、「AWSとのパートナーシップを通じ、顧客が真の価値を提供する最先端のテクノロジー、データ、インフラストラクチャを確実に提供できるよう努めたい」と述べた。
Veevaは、Veeva Vault CRM Suiteなど同社のVaultアプリケーションのクラウドインフラとして、AWSを活用している。50以上のVaultアプリケーションと、今後日本でも展開する予定のVeeva CRM Pulseなど、専門的なデータ提供サービスで、AWSのセキュリティやパフォーマンス、スケーラビリティを利用している。Veeva はこれまでのパートナーシップを通じ、AWSインフラストラクチャの利用範囲を拡大してきた。今後は、VeevaのAI戦略の支援や共通する顧客への成功促進を目的に、AWSがVeevaの「AIパートナープログラム」に参加するなど、さらに協業体制を推し進めていく方針だ。
AWSのWillem Visser EC2バイスプレジデントは、「10 年以上にわたり、AWSはVeevaのテクノロジー変革を支援してきた。VeevaがAmazon ConnectをVault CRM Service Center に統合する取り組みを支援できることを嬉しく思う。これにより、バイオファーマに対して医療従事者が期待する、的確で効率的な体験を提供しつつ、最高水準のセキュリティとコンプライアンスを維持することが可能になる」とコメントした。