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ジェトロ 「J-StarX AI Medicalコース」参加のデジタルヘルススタートアップ12社決定 米国進出を支援

公開日時 2025/09/05 04:49
日本貿易振興機構(ジェトロ)は9月4日、「J-StarX AI Medicalコース」に参加するデジタルヘルススタートアップ12社を決定したと発表した。AI活用型を含むスタートアップの米国進出を支援するアクセラレーションプログラムで、2024年度に始動した。医療ヘルスケア分野のスタートアップが海外展開するのに必要な規制理解や知識習得、戦略策定、エビデンス構築等を実践的に支援し、グローバルに挑戦するヘルスケアスタートアップの創出を目指す。

◎メイヨー・クリニック内の臨床医やKOLへのアクセスを強化

今回で2回目となる同プログラムは、米国・ミネソタ州に拠点を持つメイヨー・クリニックのプラットフォーム組織であるMayo Clinic Platform、米ベンチャーキャピタルKicker Venturesに加え、今年度から新たにMayo Clinic Berg Innovation Exchangeと連携して実施する。これによりメイヨー・クリニック内の臨床医やKOLへのアクセスを強化することが可能となる。

アクセラレーションプログラムは2段階構成となっており、9月~12月に実施する「フェーズ1」では、米国市場進出に向けたマインドセットの醸成と戦略策定力の強化を目的とした講義やワークショップ、メンタリング中心のオンラインプログラムなどを予定する。最終週にはメイヨー・クリニックキャンパスを訪問し、現地理解を深め、KOLとのマッチングを行う。2月~6月までの「フェーズ2」では、AI搭載のデバイスや製品を有する最大4社のヘルステックスタートアップが、メMayo Clinic Platformの医療データプラットフォームに30週間アクセスすることができる。ここで数百万人分の匿名化された医療データを活用し、AIモデルの検証、改善、エビデンス構築などを行い米国市場への進出を支援する。

【J-StarX AI MedicalコースPhase1に採択された12社】
①AISI X(脳画像・検査・病歴をAIで解析し、脳疾患診断を10倍速く行うプラットフォームを構築)
②Godot(行動科学とAIを融合し、人の意思決定や行動を精緻にモデリング。患者主体の医療とアドヒアランス向上を実現)
③GramEye(AI医療機器で感染症診断を迅速化し、治療選択を最適化)
④Humanity Vision(スマホのフェイスカメラで瞳孔の動きを0.1mm単位で捉える革新的プラットフォームを提供)
⑤LIFESCAPES(脳波×AIで脳の可塑性を引き出すBrain-Computer Interfaceを開発)
⑥nonat(「早産・死産・新生児死亡」に関わる研究開発を推進)
⑦Surg Storage(匿名・構造化済医療動画・画像データを国内外に提供)
⑧SyntheticGestalt(世界最大の分子特化型基盤モデルを開発し、従来の分子関連AIの精度課題を解決)
⑨サウンドウェーブイノベーション(低出力パルス波超音波(LIPUS)を用いた、低侵襲の治療プラットフォーム技術の開発を進めている
⑩デジリハ(デジタルアートとセンシングシステムを活用したリハビリ・療育ツール「デジリハ」の開発・普及)
⑪テンクー(がんゲノム医療の診断や治療選択、解釈の支援としてAIを活用した「Chrovis」(クロビス)を医療機関向けに提供)
⑫ネオキュア(救急医療から遠隔診療まで、グローバルな医療の最前線にリアルタイムのデータを提供)

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