日本貿易振興機構（ジェトロ・JETRO）は10月１日、日本市場への参入や日本企業との協業・連携を目指す海外のスタートアップを対象としたアクセラレーションプログラム「Japan Entry Acceleration Program（JEAP）」を実施すると発表した。再生医療および脱炭素の領域における海外スタートアップに対して、日本市場参入に関するレクチャーやメンタリング、日本企業などとの協業に向けた面談の機会を提供。日本企業に対しては、世界各国から集まるスタートアップとの出合いを提供し、協業による新たな価値創出を支援する。

JEAPは、ジェトロが政府とともに推進する対日投資誘致および日本企業等の国際的な協業連携の枠組みである「J-Bridge」の一環で、ジェトロとしては初の海外スタートアップ向けのアクセラレーションプログラム。再生医療分野では、海外スタートアップのビジネスプランや協業プランを起点に、国内の製造・研究機関との連携や事業化を支援する。10月31日まで海外スタートアップからの提案を受け付ける。また、プログラムの成果発表の場として、2026 年2月末には東京都内でデモデイの開催を予定している。

ジェトロでは、「ライフサイエンス」「半導体・マイクロエレクトロニクス」「脱炭素」を、日本におけるイノベーション創出や政策・社会課題の解決、地域経済の活性化等に資する戦略３分野に定め、外国企業の誘致を積極的に進めている。