顧客の利益と損失の感じ方と、そのアプローチ
公開日時 2025/10/01 00:00
合同会社Kiku塾代表菊岡正芳encourageleader@gmail.com人が今まで使用しているものを、新たなものに変更するときにはさまざまなバイアス(認知の偏り)が生じる。科学的根拠に基づき冷静に合理的な意思決定を行うことが多い医師たちであるが、人間である以上バイアスが発生する。人が合理的な意思決定を行なっているようで、実はそうでないことを示した一つが2002年にダニエル・カールマンとエイモス・トヴェルスキーがノーベル賞を受賞した行動経済学の「プロスペクト理論」。今回は「プロスペクト理論」を踏まえたMRの活動について考える。新しい購入の意思決定に抵抗する現状維持バイアスあなたが現在使用中の製品やサービスであまり困っていない状態から、何か新しいものを使おう・購入しようと思ったときに、ど...