レオ ファーマ 膿疱性乾癬治療薬・スペビゴの独・ベーリンガーからの譲渡完了 日本では10月1日から情報提供活動
公開日時 2025/10/06 04:50
デンマークのレオ ファーマは、膿疱性乾癬(GPP)治療薬・スぺビゴ(一般名:スペソリマブ(遺伝子組み換え))について、独・ベーリンガーインゲルハイムからの譲渡が完了したと発表した。日本では10月1日から情報提供活動がレオに移管されたという。10月3日にレオ日本法人が邦訳を発表した。
スペビゴは、指定難病のGPPを対象疾患とする抗IL-36抗体。レオとベーリンガーとの間で、7月に全世界での独占的なライセンス及び譲渡に関する契約締結を発表していた。レオは、GPP患者の治療アクセス拡大に向けて、皮膚科領域の医療用医薬品事業(メディカルダーマトロジー)のグローバルな事業基盤を活かしたスペビゴの販売と開発を担う。加えて、IL-36が病態に関わる他の皮膚疾患(壊疽性膿皮症などを含む)の治療薬としても開発を進めていくという。
レオのクリストフ・ブルドンCEOは「皮膚科領域を専門とするレオ ファーマは、スペビゴを引き継ぎ、治療アクセスを拡大する上で独自の存在にある。ベーリンガーインゲルハイムの先駆的な取り組みに基づき、この革新的な治療法の価値を最大化できるよう努めていく」とコメントしている。