大鵬薬品と中国Haihe PI3Kα阻害剤・リソバリシブ 大鵬薬品が日本の独占的開発・製造・販売権取得
	
	公開日時 2025/10/21 04:50	
	
	
	
	大鵬薬品と中国Haihe Biopharma社は10月16日、Haiheが創製したPI3Kα阻害薬・リソバリシブ(一般名、開発コード:CYH33)について、大鵬薬品が日本における独占的な開発、製造、販売権を取得するライセンス契約を締結したと発表した。リソバリシブは日本で8月に、Haihe日本法人である海和(ハイへ)製薬が、がん化学療法後に増悪したPIK3CA遺伝子変異を有する進行・再発の卵巣明細胞がんを対象疾患に承認申請している。
今回の契約に基づき、大鵬薬品はHaiheに契約一時金、開発・販売マイルストーン、売上に応じたロイヤリティを支払う。
卵巣明細胞がん(OCCC)は、上皮性卵巣がんの中でも希少かつ悪性度の高いサブタイプ。より一般的な漿液性卵巣がんと比較して、OCCCはその病理学的特性により既存の治療に抵抗性を示し、プラチナ製剤を用いる化学療法の奏効率が極めて低いことが知られている。リソバリシブは日本で今回の対象疾患で希少疾病用医薬品に指定されている。